維摩一黙
 
 ゆいま いちもく
 
べらべらと多くを語るよりも、黙っている方が勝っている。
「維摩 」は人名で、大富豪で釈迦の教えを受けた人。
あるとき、釈迦の弟子たちが議論をしているとき、「維摩 」だけは沈黙を守り仏の教えは「不立文字」であることを示した。
「不立文字」とは、悟りは文字や言葉によることなく、修行を積んで心から心へ伝えるものだという意味です。
すなわち、悟りは言葉で表せるものではないから、言葉や文字にとらわれてはいけないという意味です。
 
 

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