孟母三遷
もうぼ さんせん
 
孟子は幼いときに父親を失い、母親一人の手で育てられた。最初墓の近くに住んでいたが、息子が葬式の真似ばかりするので教育上好ましくないと母親は思い、市場の近くに引っ越した。息子は今度は商人の真似ばかりして遊んでいる。やはりここも好ましくないと思った母親は、今度は学校の近くに引っ越した。すると息子は祭礼の道具を並べて、儀式の真似をして遊ぶようになった。母親はこここそ息子の教育にふさわしい場所だといって、初めて安心して住まいを構え住みついたという。

トップページヘ         四字熟語の目次へ