平成22年07月14日(水)
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適・不適昨日は午前8時過ぎころより雨が降り始めました。
結局、ほとんど一日中雨が降り続け、まさに梅雨であることを思い知らされました。 気温が相当に下がり、過ごしやすかったのは助かりました。 今朝も雨は降り続いておりましたが、今は上がっております。 適・不適 適・不適について考えてみたいと思います。 職に就いたとき、その仕事が自分に適していると思ったときは、仕事がドンドンとはかどり、ますます仕事に打ち込むことができると思います。 「好きこそ物の上手」ということわざがありますが、上のことを表しているのではないでしょうか。 「下手の横好き」ということわざがあります。 この人は技術や技能を持っていないが、とにかくその仕事が好きであるためにその仕事に打ち込めるのではないでしょうか。 その逆に職に就いたとき、その仕事が自分に適していないと思ったときは、仕事に身が入らず生産性が落ちたり失敗をしたりしてその仕事が嫌になってくる場合が多くあります。 しかし本当にその人がその仕事に適していないのかどうかという点については、考える必要があるのではないでしょうか。 「食わず嫌い」ということわざがありますとおり、仕事をやる前から自分に合わない仕事であると考え、実際に身を入れてやらない場合があるからです。 やってみると、あるいはその仕事が向いているかも知れないのです。 自分に不適な仕事であると思ったときに、いやいやするのではなく、全精力を注いで真剣に取り組んでみることが大切ではないでしょうか。 やっているうちに、その仕事が好きになるかも知れません。 私の知人に次のような人がおります。 彼は孤独を好み物いじりが好きで「自動車整備工」になりました。 自分にぴたりの仕事であると考え仕事に打ち込み、お客さんの要望となれば徹夜をしてでも約束を守るために、お客さんが寄せる信頼関係は絶大のものでした。 その彼がある日突然、人との関係(接客)が大の苦手な営業職を命ぜられたのです。 瞬間に彼は退職を考えたのですが、まじめで控えめな性格の彼は退職を申し出る勇気がないために、とりあえず営業に出かけました。 はじめは家を訪問することも人に会うことも苦手で、ポストに新車の広告を投函しながらぶらぶらと一ヶ月ばかりを過ごしました。 ある日のこと、かつて整備をしてあげたお客さんとばったり会いました。 営業職に変わった話をすると、「あなたは信頼できる。これからずっと面倒を見てくれると思う」、と言って新車を買ってくれたのです。 そのとき、もう一つアドバイスをもらいました。 「今まで整備をしてあげたお客さんを尋ねてごらん」、というアドバイスでした。 そのあと、昔のお客さんとの信頼関係が実を結び、営業のベテラン以上に販売成績を上げることができたそうです。 その後、彼は営業の仕事が面白くなり、営業マンとして大活躍をしました。 仕事に不安のある方、自信の無い方、「自分には不適」と考える前にまず真剣に自分の力の限り仕事に打ち込んで見られたらいかがでしょうか。 意外な自分を発見することにつながるかも知れません。 適・不適は、真剣に取り組んでみてから、考えることが大切ではないでしょうか。 |
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日産自動車が逆輸入 日産自動車は、新型「マーチ」をタイでつくり、国内に「逆輸入」して発売しました。 国内で販売する量販車を海外で生産する取り組みは、日本の自動車メーカーでは初めてのことです。 これが加速すれば、国内の生産拠点が海外に移り、家電製品のように「空洞化」する懸念があります。 狙いはコスト削減ですが、国内の工場が減少をしてますます失業者が増加するのではないかと心配です。 |
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