平成22年06月07日(月)
 

技術と技能の違い

昨日は朝から晴れて、暑い一日となりました。
都心へ出かけましたが、少々汗をきました。
昨日の会合は、文系の方が多い会合であり、理系の私にとっては苦痛の会合でした。
このような時は勉強をするつもりで参加をすればよいと考えていたのですが、話題に乗れずまた年を取るごとに面倒になってきました。
連続の外出であり、懇親会も飲みすぎのないように十分に注意をしてきました。
今朝は曇っておりますが、雨は降らないようです。

技術と技能の違い
手元の国語辞典で、「技術」と「技能」について調べてみると、
「技術」…最新の科学知識を生産・加工に利用する手段。訓練の結果、習得をした勘ににより最も短い時間で的確に事を処理する方法。
「技能」…腕前。わざ。
と記述してありました。
これではどちらも同じような意味であり、区別がつきません。
技術と技能の違については、いろいろな人がいろいろ言っておりますが、私は次のように理解をしております。
「技術」とは紙やDVDなどに記録を残して伝えることができるものであり、「技能」は体で覚えるものでありその人から体を通して教わらない限り伝えることはできないもの。
大工、左官、旋盤工などいわゆる職人と言われる人は「技能」を持っていることになります。
次のような話を聞いたことがあります。
左官が壁を平らに仕上げるとき、中央部を少しだけ膨らませるのだそうです。すると、平らに見えるけれども、本当に平らに仕上げると中央部がへこんで見えるそうです。
これなどは本当に勘であり、どの程度の広さのときはどの程度膨らませるのか、色によっても違いがあるのではないでしょうか。
現在、技能をいかに伝承すべきかと言うことが課題になっております。
余談ですが、囲碁や将棋は技術だと思いますが、マージャンは技能でしょうか。
梅酒の漬け込み作業を公開
大阪市港区のサントリー大阪工場は、南高梅約10トンを蒸留酒に漬け込む工程を報道陣に公開しました。
収穫したばかりの梅を洗って新鮮なうちに漬け、ゆっくり梅の味を酒に移すそうです。
熟成を経て今年収穫した梅で漬けた梅酒は、来年秋ごろから店頭に並ぶとのことです。
これは、技術だと思います。
我が家の梅は天候のためでしょうか、今年はあまり収穫がありませんでした。
 

前日和歌山で収穫された南高梅を新鮮なうちに漬け込むため、丁寧に洗浄する=大阪市港区のサントリー大阪工場(アサヒコムより)
雲の位置を予測する技術
三洋電機は太陽電池で起こした電力を蓄電池にためるスマートエナジーシステム(SES)を使い、電力を安定供給する実証実験を米国で始めるそうです。
これは、雲の位置を予測する技術を使い、太陽電池の出力が急激に落ちても停電しないシステムです。
これも、タイトルの通り技術だと思います。
雲の位置を予測する技術は、アメリカの大学で開発をされているようですが、この技術は天気予報や農業など多方面に活用できるのではないでしょうか。 

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