平成22年03月20日(土)
 

愛犬(城)が死亡しました

残念ですが昨日、愛犬(城)が死亡しました。
昨日の朝方まで2日間連続で夜中、なき続けました。
昨日の朝方は、本当に声をからしておりました。
今から考えると、一生懸命に我々に話しかけていたように思います。
そのつど頭をなでてやると、喜んでやさしい目で見つめてくれてなくのがおさまるのですが、2〜3分もすると再びなきだすのです。
城もくたびれたでしょうが、我々もくたびれました。
過ぎたことですが、一晩中傍にいてやればもう少し長生きできたのではないかと考えると、とても残念です。

昨日朝方もないていたわけですが、外に寝かせてやったらとても気持ちよさそうにしておりました。
ないていたのがうそのように、静かになりました。
外の空気に触れて気持ちがよくなったものと思います。

我々が朝食を済ませてから、水をやりましたところ少し飲みました。
これが、最後の水となりました。
それから時々見ていたのですが、気持ちよさそうにしているように見えました。
目を開けたままでしたから、眠ってはいなかったと思います。

いつもより少し様子がおかしいので、玄関に入れて寝かせてやりました。
安堵した顔で、やさしい目で喜んでくれたようでした。
時々、頭をなでてやりますと、うれしそうな顔をしてくれ尻尾を振って喜んでくれました。

昼食を済ませて、私が同じように頭をなでてやると、声はでませんが突然口をあけて何度か話しかけてきたのです。
様子がおかしいので、すぐに家内を呼びました。
その後、城は家内と話をしながら、安らかに眠ってしまいました。
午後1時18分のことです。
城が最後の力を出して、話しかけてきたのには感動しました。
城が最後に話しかけてきた言葉は、「ありがとう」であったような気がします。
本当に、おとなしいやさしい犬でした。

城は、我が家で約6年と3ヶ月の生活でした。
その間、一度も他人様に吠え付いたりしたことはありませんでした。
特にお年寄りの方から、「城さん、城さん」と言われてかわいがられました。
城は、日野市にあります「愛護センタ(捨て犬や野犬を保護するところ)」より、もらってきた犬です。
したっがて年齢は不明ですが、推定で現在15歳から16歳くらいではないかと思われます。
城は、どのような家で育てられたのか分かりませんが、やさしくおとなしい犬でしたからきっと犬が好きな人にわが子のように育てられたのではないでしょうか。
その城が、どのような理由で飼い主と別れることになったのでしょうか。
保護されたのは、青梅市(私のところよりも山奥)と聞いております。
保護されるまでに、相当に長い間放浪生活をしたのではないでしょうか。
我が家に来たときは、相当にやつれており毛もかたくて色艶がありませんでした。

いろいろなことを考えると、城は本当に幸せだあったことと思います。
芸はできませんでしたが、心のやさしい人懐こい犬でした。
いろいろな思い出がありますが、きりがありませんのでここで終わりにしたいと思います。

倒れたのが、平成20年7月3日です。
それから入院をしました。
こん睡状態が続いたので、もうだめであろうと覚悟をしておりました。
その後回復をして、心臓が悪いことが分かりました。
ペースメーカー(60万円)を使用すると、元気になると思うと言われました。
一般的には薬では回復しないであろうといわれたのですが、奇跡的に城は薬で元気を取り戻しました。
その後、今まで毎日朝と夜の2回薬を飲み続けました。
  元気なころです。
毎朝、太陽が出ると黙想をしておりました。
 
 元気のころです。
きちんと正座ができました。
 
 写真は、平成20年7月20日のものです。  
 平成21年4月8日  
 平成21年9月3日  
  平成22年3月16日
これが最後の写真となりました。
 

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