平成21年06月16日(火)
 

上司と部下の関係

昨日は、時々薄日が差す曇った一日でした。
夕刻に一時雨が降りました。
このところ、昼間は曇りで夜雨が続いております。
お陰で、屋上の農園の水遣りが不要で助かっております。
今朝は、キュウリ6本、ナス2個が採れました。

厚生労働省が実体のない障害者団体の証明書を偽造したとされる事件で、次のようなタイトルと記事がありました。

(タイトル)
無審査でも「早く発行を」=証明書、村木局長が指示−凛の会側と省内で何度も面会

(記事)
障害者割引郵便悪用をめぐり、同省雇用均等・児童家庭局長村木厚子容疑者(53)が、部下だった係長上村勉容疑者(39)に、無審査で証明書を発行するよう指示した疑いのあることが16日、捜査関係者への取材で分かった。
また、当時、障害保健福祉部企画課長だった村木容疑者が複数回、凛の会代表倉沢邦夫容疑者(73)と省内で面会していたことも判明。本省の課長としては異例のことで、大阪地検特捜部は「議員案件」として特別扱いされていたことを意識した行動だったとみている。
捜査関係者によると、同会は実体がなかったとされ、同省への申請の際、規約などの審査書類も一切提出しなかった。このため、上村容疑者は「証明書を出すのは難しい」と村木容疑者に報告したが、同容疑者は「議員案件」であるとした上で、「それでもいいから早く発行してください」などと指示したという。

このことについて村木容疑者は、容疑を否認しているようです。
本日は、このことについて考えてみたいと思います。
私がかつて現職の時、上司から次のような言葉をいただいたことがありました。
「○○さん、正しいと思ったらどんどん進めてください。責任は私がすべて取るから」
この言葉は私に対する励ましの言葉であり、慎重にことを運ばねばならないという戒めの言葉でした。
この言葉のお陰で、上司に迷惑をかけてはいけないと責任を感じながらも思い切って仕事に打ち込めた、と記憶をしております。
報道が事実とすれば、村木容疑者はとんでもない上司であり、部下であった上村容疑者が気の毒でなりません。
官僚の世界は、このような世界なのでしょうか。
情けなく思う次第です。


庭のみかんが少し大きくなりました

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