昨日はよい天気で少し暑く、愛犬（城）も食が進まず少々くたばったようです。
今朝も素晴らしい天気を迎えました。

読売新聞のＷｅｂに、次のような記事がありました。

女優の森光子さんが東京・日比谷の帝国劇場で９日、舞台「放浪記」の主演２０００回を達成した。
１９６１年の初演以来、作家、林芙美子の生涯を一人で演じ続け、４８年かけて前人未到の大記録を打ち立てた。
この日、８９歳の誕生日を迎えた森さんは、カフェで歌い踊る場面では軽やかに高く足を上げ、客席から感嘆の声が上がった。
終演後、王貞治さんや中村勘三郎さんらが客席から祝福したのに応え、「もっと表現の豊かな女優になりたい」と、記録更新へ意欲を見せた。
（2009年5月9日20時17分 読売新聞）

このことに関する記事はどの新聞にも記載されていることと思いますが、８９歳、２０００回という数字に驚かされます。
朝日新聞の「天声人語」にも取り上げられておりますが、その記事の中に次のような記述があります。

▼大阪の舞台に出ていた森さんを、出張中の劇作家、菊田一夫が見つけたのは偶然だった。劇場での打ち合わせを終え、客席の後ろで空港へのハイヤーを待つ「伝説」の３分間。女優の技を知るには十分だろう▼ところが、東京に呼んでおいて「君は面白いが、やっぱりワキだな」である。脇役で行けとの助言に森さんは奮起し、菊田脚本・演出による放浪記の主人公、林芙美子役をつかむ。時に41歳、東京では駆け出し。17歳下のひばり、15歳下の裕次郎ともすでに国民的スターだった▼

自分の力を信じ、奮起した精神力には感服します。
８９歳で人前に立ち劇を演じるということは常人には出来ないことですが、人の前に立つということが気力と体力を養う源になっているのでしょうか。
外に積極的に出て、他人とのコミュニケーションに心がけましょう。