日本三大

 35 三大秘境

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白川郷(しらかわごう)(岐阜県大野郡)
合掌造り白川郷は、岐阜県内の庄川流域の呼称である。大野郡白川村と旧荘川村(現高山市)に相当し、前者を「下白川郷」、後者を「上白川郷」と呼ぶ。今日では白川村のみを指すことが多い。白川郷の荻町地区は合掌造りの集落で知られる。独特の景観をなす集落が評価され、1976年重要伝統的建造物群保存地区に選定、1995年には五箇山(相倉地区、菅沼地区)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。「世界遺産白川郷合掌造り保存財団」などがその保存にあたっている。


白川郷



合掌造り
祖谷(いやだに・いやけい)(徳島県三好市)
祖谷渓は徳島県三好市(旧西祖谷山村)に位置する深いV字谷の続く渓谷。吉野川支流の祖谷川にあり、全長は10kmにも及ぶ。高さ数十〜100mの高低差もさながら、降水量も多いために樹木が生い茂り、隔絶された深山幽谷の景観を擁する。また一帯は平家の隠れ里(地理学的には隠田集落と呼ぶ)として名高く、日本三大秘境を謳う地であり、山麓にへばりつくように住宅が点在する。とくしま88景に選定。
四国三郎ともいわれた吉野川は暴れ川で知られ、支流のこの川も例外ではなかった。加えて河谷の急峻さもあって、川を跨ぐのは至難の業であった。そのために集落を跨ぐ橋が設けられた。それが西祖谷山にあるかずら橋(重要有形民俗文化財)であり、また東祖谷山には二重かずら橋がある。
名物の祖谷そばは有名。また他にこんにゃくなどを産する。祖谷温泉が湧出してからは観光地としての色も一段と高まった。標高が高いために冬期には降雪も確認される。
この祖谷から更に西に進むと大歩危、小歩危がある。いずれも剣山国定公園の指定地域。


祖谷渓谷



かずら橋
椎葉村(しいばむら)(宮崎県)
戦国時代には椎葉三人衆(向山城の那須氏、小崎城の那須氏、大川内城の那須氏)と呼ばれる豪族が支配していた。元和年間、那須氏の間で対立が激化。1619年(元和5年)、幕府は阿部正之、大久保忠成を派遣して事態の収拾を図らせた。徳川実紀によると住民1000人が捕らえられ140名が殺害されたという(椎葉山騒動)。1656年(明暦2年)以降、天領となり、隣接する人吉藩相良氏の預かり地となった。
伝承としては、壇ノ浦の戦いで滅んだ平氏の残党が隠れ住んだ地の1つとされ、平美宗や平知盛の遺児らが落ち延びてきたという話も伝わっている。那須氏はその出自ではないかとも云われる(那須大八郎と鶴富姫伝説)。
日本民俗学の先駆けである柳田国男は椎葉村でフィールドワークを行い、その経験をもとに『後狩詞記(のちのかりのことばのき)』(明治42年、1909年)を記した。これには当時の椎葉村長中瀬淳の協力も大きかったという。

以下、椎葉村のホームページより
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http://www.vill.shiiba.miyazaki.jp/cms/index.php?blogid=19


ヤマボウシ(山法師)の実
赤く熟すと少し癖がありますが甘くて食べられます

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