日本三大

 15  三大だるま市
毘沙門天大祭(静岡県富士市、今井香久山妙法寺)
全国にはいろいろなだるまがありますが、毘沙門天の立派な髭をつけただるまは特に有名です。これは荒神の毘沙門天王にあやかったものと言われています。だるまの赤い色は昔から厄除けの色と言われ、子供の「疱瘡」よけのまじないとして信心されています。また、「起き上がる」と言うことから、養蚕の発展、五穀豊饒、大漁あるいは商売繁盛など、縁起物として用いられています。だるまの片方の目に願いをかけて入魂し、一日も早く願いがかなって両目が開くように祈ります。現在も続いているこの光景から、実に素朴な民衆の幸福を祈る悲願が読みとれます。
 


深大寺だるま市(東京都調布市、深大寺)
江戸中期ごろから始まった行事。現在は主に東京、神奈川、群馬あたりから約300軒のだるまやさんが集まる地域の祭りとして人気がある。正式には、深大寺厄除元三慈恵大師大祭という慈恵大師様の遺徳をたたえる御縁日である。
 

高崎だるま市(群馬県高崎市、少林山達磨寺)
高崎だるま市でも売られる縁起だるま。高崎の縁起だるまは、生産量日本一を誇り、「高崎だるま」の愛称で親しまれています。平成18年10月に、この高崎だるまが地域ブランドとして群馬県内で初めて商標登録されました。地域ブランドとは、特許庁が新たに創設した、地域名と商品名を組み合わせて商標登録できる地域団体商標制度です。これによって類似品などととの差別化が図れるようになります。
正式名称として全国に向け生産されることになる「高崎だるま」。今後、ますますの知名度アップが期待されます。
 


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