95
 

大江高山登山とイズモコバイモ、ユキワリイチゲの自生地見学

下松から写真が届きました。

ご主人のコメント

昨日、花好きの友達に誘われて、山歩きと山野草の花見をしてきました。
登った山は石見銀山(島根県太田市、世界遺産)の近くに位置する大江高山(808m)です。
ミスミソウ(別名:雪割草)やイズモコバイモの花、及びギフチョウの生息地として広く知られていて、多くのハイカーが訪れる山です。
イズモコバイモ、ユキワリイチゲの自生地は、太田市川本町の地元の人達が熱心に自然保護活動をされていて、開花時期には一般公開されている所です。

先ず、案内ののぼり旗に従ってユキワリイチゲの自生地に行きましたが、残念ながら開花の最盛期は過ぎていたので、イズモコバイモの自生地に向かいました。
既に道路脇の駐車場には多くの車が駐車しており、自生地周辺にはカメラを持った人達や地元の世話人達で賑わっていました。
イズモコバイモは、丁度開花の最盛期で、道路脇のロープが張られた則面一帯に広く群生していました。
草丈は15〜20cmで、一本の茎の頂点に2〜3cmの広い釣鐘状の花びらが下向きに咲く清純な感じの花でした。
環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種TA〜Uにランクされていて島根県固有種だそうです。
町内を中心に80名の会員で構成した人達が、保護地域の草刈り、保護看板設置等を行い、大切に保護しているとのことでした。

イズモコバイモの花を見学後、大江高山に向かいました。
以前、私が大江高山に登った時は花が殆ど終わった時期でした。
今回はミスミソウ、イズモコバイモの花に出会えるのではないかという期待で、山にあまり登ってない人も含めてみんなが、滑りそうな荒れた山道をさほど苦にならずに登れました。
展望地に辿り着いて昼食をしていると、カメラを抱えた人が稜線を降りて来られて、昨年はこの時期に花が多く咲いていたのに全く見当たらなかったと言われました。
その話を聞いてがっかり、私は早く昼食を済ませてみんなが昼食をしている間に、兎に角頂上まではと、一人で先に登ることにしました。
山頂は展望が良くて日本海や島根県の最高峰の三瓶山等が素晴らしい眺めですが、生憎、視界が悪くて霞んでいました。
山頂を後にして、登って来るみんなと合流しました。
残念だが花が無いので、早く下山して、イズモコバイモの自生地で教えてもらった未公開のユキワリイチゲの自生地に早く行こうということにしました。

ユキワリイチゲの自生地は私有地です。
地主が荒れ地の草を刈り払ったところ、翌年に現れた花に初めて出会って驚いたという経緯があるとのことでした。
花は開花最盛期で広範囲に密に咲いていたのですが、自生地に着いたのは陽が西に傾いて陽射しが弱かったためか、残念なことに殆どの花が閉じかけていました。
ピンク色をした綺麗な花の園ですが、未公開の為に人に殆ど知られておらず、花を見に来る人が少ないとのことでした。

今回、大江高山で当てにしていた花に出会えなっかのが残念でしたが、初めてイズモコバイモ、ユキワリイチゲの綺麗な花にお目にかかれて大満足でした。

今回撮った写真を送ります。
尚、大江高山のイズモコバイモとミスミソウの花の写真は、友達が一昨年撮った写真で、公開OKとの許可を得たので一緒に送ります。
   大江高山の山頂  
   大江高山からの眺め:後方に三瓶山  
   大江高山からの眺め:霞んで視界が悪く日本海が良く見えなかった。  
   シロボウエンゴサク:大江高山の登路脇に咲いていた。
 
   イズモコバイモ:大江高山登路にて(08年4月1日撮影)。  
   ミスミソウ:大江高山登路にて(08年4月1日撮影)。
   イズモコバイモ:群生地にて  
   イズモコバイモ:群生地にて (1)  
   イズモコバイモ:群生地にて (2)  
   イズモコバイモ:群生地にて (3)  
   ユキワリイチゲ:群生地にて。大江高山を下山後で午後遅かった為に花が殆ど閉じていた。  
   ユキワリイチゲ:群生地にて  
   ユキワリイチゲ:群生地にて (1)  


写真の項目へ戻る

トップページへ