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笠戸島(山口県下松市)霊場八十八ケ所巡り(その2)

2010年02月22日

ご主人のコメント

家内の山友達と、先週の日曜日に続いて、昨日2回目の笠戸八十八ケ所巡りをしました。
今回は先週のメンバーに、別に二人の人が加わって9人のパーテイでした。

先週は本浦の第一番所から白浜地区の第二十六番所までを巡ったのですが、昨日は笠戸島の最先端の集落・深浦からスタートして笠戸島の脊梁・高壺山(256m)を経て白浜駐車場に至るコースを歩きました。
従って霊場巡りは、第三十四番所から第二十七番所へと逆コースとなります。
今回も山歩きと海岸(観音)でのんびりするハイキング主体の霊場巡りでした。

深浦の駐車場から棚田や段々畑の続く小道を進んで、良く整備された稜線のスカイ4号の縦走路に辿り着き、先ずは高壺山に登りました。
以前に報告したように、高壺山から砲台山にかけては、旧日本軍の遺構が多く点在しています。
今回、この遺構を初めて目にした人達は規模の大きさに大変驚いていました。

砲台山を後にして、縦走路の途中から逸れて観音の海岸に降る道に向かい、途中の第三十三番所を経て海岸に出ました。
観音の海岸は小石を敷き詰めたような綺麗な浜で、東側は自然が刻んだ美しい岩場ですが、一方の西側は黒々とした岸壁からなる険しい岩場で東側とはあまりにも対照的でした。
東側の岩場の造形美を十分に堪能した後、浜辺で昼食を取りました。

再び降った道を引き返して、第三十三番所から分岐し、第三十二番所の遍路道へと歩を進めました。
急斜面を横切っての道は、獣道のように細く、最近人の歩いた気配は伺えず荒れ果てていました。
草木や葛に覆われ、数カ所には大きな倒木も横たわっていました。
更に細い道を一歩踏み外したら数十メートルも転落しそうな危険な場所もありました。
難渋しながらようやく第三十二番所に辿り着きほっとしました。
第三十二番所からは次第に道は良くなって稜線の縦走路に合流しました。
後は快適な縦走路が続き、先に車を廻しておいた白浜駐車場へと降って行きました。

皆さん、今回も山と海を十分に満足されたようで、更にまた残りの霊場巡りを一緒にしたいという要望がありました。
今回で厳しい所やマムシの危険が避けられない場所は一通り巡り終えたことになり、残りの巡礼地は笠戸湾に面した集落や道路沿いにあるので、次回は桜の咲く頃にゆっくり歩こうということになりました。

今回撮った写真を送ります。
   笠戸島の脊梁・高壺山の二等三角点を囲んで小休止  
   笠戸湾に面した深浦P近くの段々畑の小道にて  
   観音から第三十二番所に向けて藪の遍路道を行く  
   観音にて:岩と海が綺麗  
   観音にて:左に御神体の観音岩  
   観音にて:昼食後のひととき  
   観音にて:特徴のある多くの岩群:自然の造形美が素晴らしい  
   観音にて:特徴のある多くの岩群:自然の造形美が素晴らしい(1)  
   観音にて:特徴のある多くの岩群:自然の造形美が素晴らしい(2)  
   観音にて:特徴のある多くの岩群:自然の造形美が素晴らしい(3)  
   観音の海岸  
   観音岩にある模様が観音様に似ていたことから海岸の名が観音と呼ばれるとのこと:今では波風に曝されて模様が顕著でない  
   高壺山の登山口(深浦P)付近を行く  
   高壺山への縦走路からの眺め:火振岬の沖を行く貨物船、周辺に多くの漁船  
   高壺山への縦走路にて:林床に繁るしだの中をよく整備された道が続く  
   縦走路から逸れて観音へ向かい急な道を下る:  
   白浜駐車場近くの縦走路にて:白浜の小島が満ち潮で笠戸島から離れようとしていた。後方に光市:左に虹ヶ浜、右に工場群  
   砲台山」付近の旧日本軍の遺構 (1)  
   砲台山」付近の旧日本軍の遺構 (2)  


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