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下松より写真が届きました。
ご主人のコメント 一昨日、笠戸島在住の人の案内で笠戸島の山を歩いて来ました。 当初、島の人と二人で歩く予定でしたが、市役所のOB達が加わって9人のパーテイとなりました。 島の山並みの稜線には、スカイ1号、2号、3号、4号と名付けられた尾根道があります。 この長い尾根道は、以前は防火帯としてよく整備されていたのですが、半分以上が荒廃して藪化し踏み込め無いような状態になっていました。 ところが、昨秋から国有林標柱を中心に2m超幅の尾根道がシルバーの人達で整備されました。 今回歩いたのは、島のほぼ中央部の白浜山(188,8m)から南西部の高壺山(255,8m)にかけての稜線です。 低山とはいえ登り降りの多い山道を短期間でよく切り開いたものだと感心しました。 稜線の途中にある砲台山から高壺山付近にかけては、60年以上前に建造された高角砲台、弾薬庫等の戦時遺構建造物が多く点在していました。 大規模な建造物からして、笠戸島の東に位置する光工廠、西の徳山燃料廠等の重要な防御基地だったことが伺えます。 その多くは、藪や土の中に埋没しており、60数年の歴史を感じさせました。 更に年月が経てば、建造物は崩れて埋没してしまい、姿形も消えて完全に無くなってしまうことでしょう。 今日でもこのような戦時遺構建造物の存在を知る人は少ないと思います。 島の山々の稜線を辿る道がよく整備されたのだから、戦時遺構建造物も同様に整備して、後世に残して置くようにして欲しいものだと思いました。 島の東部には、大城温泉、ハーブ園、国民休暇村等のリゾート施設が完備しています。 そうすれば、多くのハイカーが訪れ、稜線からの素晴らしい眺めと戦時遺構物を辿る山歩きで、島の活性化の一翼にもなると思うのですが。 帰途、時間があったので、前回下調べをした霊場八十八ケ所巡りの続きとして、峠ノ浦(たおのうら)から白浜までの遍路道を歩いてみました。 一部、草を被っていた場所もあったが、とても良い道には驚きました。 1月31日に計画していた家内の山友達との霊場巡りが雨でしたので、延期して2月14日を予定しています。 この日には、前回確認したコース(1番〜20番)と、今回のコース(21番〜27番)を歩こうと思っています。 今回撮った写真を送ります。 |
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高壺山の南西尾根の藪の中にも戦時中に立てられた建築物が残っていた。 | ![]() |
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雑木林の中に整備された2m超幅の尾根道:腐葉土がクッションになっている | ![]() |
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新笠戸ドック(株):白浜山の登路からの眺め | ![]() |
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白浜海岸にて:中央右寄り後方に茶臼山が遠望 | ![]() |
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白浜山の尾根沿いの道からの眺め:左下に白浜、右前方に白浜の小島(潮の干満で小島が離れたり続いたり)。 | ![]() |
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尾根沿いの道かの眺め:国東半島がかすかに遠望 | ![]() |
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尾根沿いの道かの眺め:国東半島がかすかに遠望、眼下に火振岬 | ![]() |
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尾根沿いの道からの眺め:眼下に笠戸湾、中央後方に大華山 | ![]() |
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尾根沿いの道に霊場八十八ケ所の石仏 | ![]() |
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尾根道から少し外れて藪の中の210mピーク(三角点名称:小深浦)へ | ![]() |
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尾根道の前方に60年以上前の戦時遺構建造物が多くある砲台山 | ![]() |
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尾根道の脇にヤマモモノの大木 | ![]() |
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砲台山の稜線に高角砲台弾薬庫跡 | ![]() |
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砲台山の稜線に煉瓦壁の高角砲台指揮所跡 | ![]() |
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砲台山の稜線に煉瓦壁の高角砲台指揮所跡 (内部) | ![]() |