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中山仙峡(夷耶馬溪)

2009年11月30日

下松から写真が届きました。

ご主人のコメント

一昨日、家内が友人達5人で計画していた山行に一人都合が悪くなり行けなくなったので、代わりに行かないかの誘いがあり、急遽参加して山歩きをして来ました。
登った山は、国東半島の香々地町(大分県豊後高田市)の内陸部に位置する中山仙峡で、別名が夷耶馬溪とも言われる絶景の地です。

中山仙峡の素晴らしさは奇岩を眺めながらの断崖絶壁上の尾根歩きで、凸凹のアップダウンの痩せ尾根には、上り下りに鎖が設置された危険な箇所が幾つもあり、高山を歩いているようで低山を感じさせませんでした。

この山のハイライトの一つに幅40cm、長さ3mの石橋の無明橋があります。
無明とは仏教用語で迷いのことだそうですが、迷いのある人は渡るなというのか、それとも橋を渡って迷いを断ち切れというのでしょうか。
それにしても、重い石をどのようにして岩山に運び上げて石組みを構築したのでしょう。
ヘリコプターで揚げたのならばいざ知らず、人力で運び石組みをしたのならば信じられないような工事です。

下山後、近くにある公営の夷谷温泉で疲れを癒しました。
帰途、国東半島の紅葉のスポット・両子寺に立ち寄ったが、標高が高い所にあるので既に紅葉期は過ぎていました。

今回の山歩きは最高峰が316.9mという低山でしたが、素晴らしい展望の痩せ尾根歩きに、絶景と緊張感の連続で、山行を存分に満喫出来ました。

今回撮った写真を送ります。
   夷谷温泉の駐車場からの眺め:中山仙峡から北側に見える岩峰の一部が見える。  
   下山路の途中に隠洞窟(隠れウト)。洞窟の奥に多くの石仏が安置)。  
   帰路に立ち寄った両子寺。紅葉のスポットだが紅葉は殆ど終わっていてた。  
   紅葉に覆われた岩肌の眺めが素晴らしい。  
   高城からの眺め。この山に登った人だけが見られる夷耶馬溪の素晴らしい光景。  
   左右が絶壁の馬の背。  
   鎖を伝って下山へ。  
   樹林帯の登路から奇岩の稜線に。  
   上り下りの続く岩肌の稜線。危険な場所が多く鎖場が至る所に。  
   中山仙峡の最高峰・高城(標柱に夷耶馬 316.9m)。四等三角点。  
   中山仙峡の北側には剥き出しになった岩肌の山並み。中国の水墨がに出てきそうな風景。  
   中山仙峡の北側には剥き出しになった岩肌の山並みが連なる  
   馬の背からの眺め。  
   馬の背からの眺め。(1)  
   馬の背付近の切り立った岸壁。  
   幅40cm、長さ3mの無明橋。中山仙峡のハイライトの一つ。石組の両端にコンクリート等で固定した形跡は見当たらない。  
   無明橋。高所恐怖症の人にとっては酷な橋。左側は切り立った断崖。四つんばいでどうにか渡れた。  
   無明橋。二つの長方形の石が眼鏡橋のような組み合わせで出来ている。中央突き合わせ部は隙間が多く一部の接触で支えられているのみである。  
     


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