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祖母山(大分県)

2009年10月28日

下松から写真が届きました。

ご主人のコメント

家内が紅葉の山に登りたいというので、一昨日、登山ツアーを利用して大分県の山に登って来ました。
登った山は、秋の紅葉、5月のアケボノツツジで人気の祖母山(1757m:日本百名山)です。
前日は足慣らしということで、元越山(581.5m:九州百名山)に登りました。

元越山は”展望360度! 地球が丸く見える山”として地域の人が大切にされており良く整備されていました。
山頂には1m四方の御影石の展望図上面に国木田独歩の碑文(「欺かざるの記」より)がありました。
国木田独歩は、佐伯に滞在した10ケ月の間に、2度元越山に登っているそうです。
碑文の一部を紹介します。
「山嶺に達したときは四囲の光景余りに美に、余りに大に、余りに全きがため感激して涙下らんとしぬ。ただ名伏し難き鼓動の心底に激せるを見るなり・・・・・・・」。
登山開始時は曇っていましたが、下山途中から雨となり滑りやすい山道を傘をさして下りました。

祖母山への登山口・尾平に到着した時は雨足も激しくなり翌日の登山が危ぶまれる状況でした。
朝になっても雨は止んでおらず、小雨が降っていました。
10数年振りの綺麗な紅葉と言う話でしたが、霧に包まれて視界は全く無くて登路脇付近の紅葉が霞んで見えるだけでした。
雨が降るので気温も低くて、九合目の小屋の温度計は2.5℃を指していました。
頂上では雨は止んでいたものの少し風があったので、体感温度は0℃近辺になっていたのはではないかと思います。
九合目の小屋で、震えながらかじかんだ手で弁当を食べました。
登りと同じ宮原、馬の背ルートを下ったのですが、雨に濡れた山道は滑りやすく、私は膝痛が完治していないので、足を庇いながらの下山でした。
皮肉にも登山口近くでは雲の切れ間から青空が見え出し、視界も効くようになってきました。

今回の登山は、祖母山の紅葉を期待していたのですが、台風20号の影響で両日とも雨勝ちの天候となり残念でした。
家内は今回の紅葉が駄目だったので、宮島の紅葉見物を計画しているようですが、私は西中国山地の紅葉の山に友達と登ることにしています。

今回撮った写真、雨天だったので綺麗な写真ではないですが添付します
   雲の中の祖母山山頂  
   祖母山登路:雨で濡れた岩場は滑りやすく危険だった。  
   元越山から東方面(色利浦)の眺め  
   元越山頂上の一等三角点  
   祖母山の登山口付近に綺麗な小滝  
   登路脇の紅葉  
   霧に霞んだ元越山:登山口付近から。  
   霧に霞んで紅葉も冴えなかった:祖母山登路にて。  
   霧に霞んで紅葉も冴えなかった:祖母山登路にて。 (1)  
   霧に霞んで紅葉も冴えなかった:祖母山登路にて。 (2)  


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