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下松より写真が届きました。
橋の建造物を代表する、「錦帯橋」に関わる写真です。 ご主人の解説を読みながら堪能ください。 また、機会があったら一度訪れていただきたいと思います。 ご主人のコメント 昨日、錦帯橋周辺の散策と、その背後の城山を歩いてきました。 城山は、錦川に架かる錦帯橋の西側に位置して南北に長く横たわり、広葉樹の原生林に覆われた山塊です。 両端にピークがあり、北側のピークが横山(210m)で頂上に岩国城を乗せ、南側のピークが姉が山(300m)で展望台となっています。 先ず、吉香公園内の駐車場に車を置き、紅葉で知られる紅葉谷公園を散策しました。 残念ながら、もみじの紅葉は、既に見頃を過ぎていました。 それから、吉香公園を散策してロープウエイ乗場近くの遊歩道を辿り、天守閣の建つ横山山頂に辿り着きました。 展望地からは、眼下の吉香公園、錦川、錦帯橋等が一望でき素晴らしい眺めです。 寒かったので天守閣横の休憩所で昼食を済ませ、南に向かって稜線を縦走し、テレビ塔の林立する姉が山に行きました。 ここからは、東面に岩国市街、南面に瀬戸内海の眺めが良く、米軍海兵隊基地の岩国空港も見え、その後方に江田島も望めます。 下山後は、錦帯橋の眺めが良い錦川沿いの遊歩道を経て駐車場に向かいました。 帰途、時間に余裕があったので、錦帯橋の下方にある宇野千代の生家に寄りました。 千代によってほぼ昔のままに修復されたという生家は、資料館になっていて、千代の著作本と生原稿、手紙・直筆色紙、着物等が特別展示されていました。 また、庭に面した千代の文机には、95歳で書いたという最後の直筆の原稿が置かれていました。 乱れも無く、やさしい綺麗な字でした。 宇野千代のパンフレットから一部を抜粋して下記に記述します。 お国はどちらですか、と訊かれると、「岩国です、あの錦帯橋の」と答えるのが私の癖である。いつ帰って見ても錦川の水は澄んでいる。 昨日の中国地方は冬型の気圧配置で、時々小雪も散らつき手もかじかむ寒さでしたが、視界が良くて展望地からの眺めは素晴らしく楽しい山歩きでした。 また、今回、宇野千代生家に寄ったのを機に、書架に積ん読状態の日本文学全集から宇野千代の巻を出して、代表作の「おはん」、「色ざんげ」等を読んでみようと思っています。 |
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右から錦帯橋、吉香公園、岩国城(城山縦走路の展望地からの眺め) | ![]() |
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岩国城 | ![]() |
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吉香公園から岩国城の眺め | ![]() |
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錦川に架かる錦帯橋 ・後方に岩国山 | ![]() |
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錦帯橋・岩国城の展望地からの眺め | ![]() |
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錦帯橋・吉香公園側の河岸からの眺め | ![]() |
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紅葉谷公園にて | ![]() |
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紅葉谷公園の通りの紅葉 | ![]() |
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瀬戸内海方面の眺め・姉が山(展望台)にて | ![]() |
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千代の書斎・右側に文机 | ![]() |
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庭から千代の書斎の眺め | ![]() |