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千倉沼(島根県)

ご主人のコメント

「下松からの写真」をしばらく休んでいましたが久しぶりに写真を送ります。

今まで撮り貯めていた写真がかなりあるのですが、その中から先々月の5月中旬
に訪れた地倉沼の写真を送ります。

千倉沼は、島根県の東部・JR山口線の津和野駅から一つ日本海側の青野山駅近く
に位置しています。

友達と二人でJA山口線沿いのR9号線を車で北上し、青野山駅近くの空き地に駐車
し中国自然歩道を登って千倉沼に向かいました。

地倉沼は周囲が標高500m〜700mの山に囲まれているのでけっこうハード
な山登りです。

沼の水位は季節によって大きく変動するそうですが、5月にかなり纏まった雨が
降っていたためか満々と水とを湛えていました。

10年位前にも5月に訪れているのですが、その時も同じようでした。

千倉沼は数10万年前に地倉沼北側の地倉山(標高622m)から噴出した溶岩が
谷口を埋めてできた沼のため、この沼から流れ出る川は無く沼の底から浸透し干
上がってしまうそうです。

同行の友達は沼から水が渦を巻いて吸い込まれていくのを見たことがあるとのこ
とでした。

私たちよりも10日くらい後に訪れた人の話では、沼は完全に干上がっていて水
は無く草原だったと言っていました。

信じられないような話に驚きました。

千倉沼はチョウジソウの花が咲くことで知られています。この日は丁度花が満開
状態で、沼周囲は青色に染まっていました。              

前回訪れた時には千倉沼から更に中国自然歩道を東に登って奥山、鍋山へ辿った
のですが、今回は沼を周回し満開の花と神秘的な風景を十分に満喫して帰りました。
水をたたえた千倉沼、後方に奥山(724m)
湿原一面に咲いたチョウジソウ
鏡状の沼面は幻想的な逆さ風景:
水に没したカワヤナギと岸一面に群生のチョウジソウ
チョウジソウの花

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