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八重山諸島周遊の旅 その2(竹富島)

ご主人のコメント

2日目の最初に訪れた島は、石垣島から高速船で約10分の竹富島で、隆起珊瑚
礁て出来たという平坦な島です。
先ず、水牛車で木造瓦の民家と白砂が撒かれた集落をガイドさんの話や唄を聞き
ながら巡りました。

民家の屋根が全て赤瓦で印象的でしたが、ガイドさんの話によると、民家の新築
には制約があり必ず平屋の赤瓦にしなければならないとのことでした。
そして、町並みの景観保全の為に、窓硝子等は見えにくいようにすだれで隠し、
建物の外に看板を出すのは原則禁止になっているとのことでした。

ガイドさんが三線を弾きながら歌われた民謡「安里屋(アサドヤ)ユンタ」は、
評判の美人、安里屋クヤマのことを唄ったもので竹富島が発祥の地だそ うで、
聞き覚えのある懐かしい曲でした。
新しい唄(昭和の初めに沖縄民謡を本土普及用に考案された分かり易い歌詞)を
参考までに以下に。

 サー君は野中の いばらの花か
 サーユイユイ
 暮れて帰れば ヤレホニ引き留める
 マタハーリヌ ツンダラカヌシャマヨー(「美しく可愛い娘さんよ」の意味)

今回の竹富島観光は限られた時間で水牛車に乗っての集落の周遊とガイジ浜の見学でしたが、残念ながら八重島屈指の人気のビーチ「コンドイビーチ」と「なごみの塔」に立ち寄れなかったことです。                    
重要伝統的建造物群の町並みを水牛車に乗って見学。
三線を弾きながら「安里屋ユンタ」の元唄や新唄を歌うガイドさん。元歌は23番まであって全部歌えば30分位かかるとのこと。
赤瓦の家並みにサンゴの石垣、周囲はフクギの防風林、白砂を敷き詰めた道、咲き乱れるブーゲンビレアやハイビスカスといった沖縄の原風景を水牛車から見学。
民家の赤瓦の上にシーサーが一つ、その下に仏壇があるそうです。
美女 安里屋(美女クヤマ)生誕の地:クヤマは実在の人物で、約300年前、首里王府から派遣された単身赴任の役人に賄女(現地妻)として差し出された16才の女性で、器量容姿が非常に優れていたとのこと。
ガイジ浜(星砂の浜):竹富島の代表的な観光地で星砂の浜として有名なビーチ。
ガイジ浜(星砂の浜)。
コンドイビーチ:白い砂浜がどこまでも続く浅瀬の海。車窓から撮影。
なごみの塔から眺めた赤瓦の集落:インターネットから引用。

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