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笠戸島(山口県下松市)その3

2008年09月13日
下松より写真が届きましたので、投稿します。
今回は、茶臼山から見渡せる東の海岸の写真です。

ご主人のコメント

先日は笠戸島の西側一帯を散策したが、今回は茶臼山から見渡せる東の海岸を散策した。
笠戸大橋を渡って数百メートルの所に夕日の撮影スポット・夕日岬があり、その美しさは西日本でも有数の名所と言われています。
夕日が海面に映えて島の合間の水平線に沈む冬至の頃は、多くの写真マニアが場所取りで早くから押しかけて桜並木間に三脚を付けたカメラが立ち並びます。
私も冬至の頃に数日通ったことがあるが、雲が掛かったり黄砂で霞んでいたりで満足な写真が撮れずじまいでした。その時の写真があるので添付します。
夕日岬をを少し南下して東側への分岐を進めば本浦です。
道路脇に駐車して漁港を通り抜け、北に突き出た寺崎を経てテトラポットとコンクリートで護岸された脇の舗道を南に向かって散策した。
穏やかな海面と、対岸に大きく横たわる茶臼山の山並みを眺めながらの長い歩きである。
コンクリート舗道を歩くこと約1時間、やっと棚段に4〜5軒の民家がある東風浦(コチウラ)に着いた。
そこから更に波打ち際を数百メートル位歩いて鎌石岬に到着、それから先は岸壁が海に落ち込んでいて進めず民家まで引っ返した。
そんなに時間は掛からないだろうと思ってお茶を車に置いて出かけたのが大間違いで、炎天下の歩きで喉が渇き切ってしまった。
ちょうど畑仕事から帰宅のお婆さんに水を所望したところ、お茶を出されたのでどうにか熱中症までには至らずほっとした。
その民家から細い舗装路が山腹を縫って本浦まで整備されているので、帰りは日陰の無い海岸を避けてこの道にすることにした。
小さな峠には十六番の札の掛かった地蔵さんが鎮座している。
笠戸島には笠戸霊場八十八ケ所巡りのコースがあるが、最近まで荒れていたのを島の人達が整備されたので二日で回れるようになったとのことである。
この八十八ケ所巡りをしようと島の山友達と約束しているのだが未だ実現していない。
また、島には稜線を南に縦走する”スカイコース”があり、十六番所のある小峠はその出発点にもなっている。
本浦に下った所に佐々木小次郎が、宮本武蔵と対決する為に巌流島に向かう時に立ち寄ったという場所がある。
その時に松の枝に笠をかけてしばらく休んだと言われています。
残念ながら松は戦前に枯れたそうで、いまは石碑と説明板が建てられているのみである。
出発してから約3時間半、昼の12時過ぎにやっと車に辿り着けた。
久し振りに潮の香りを満喫しながらの充実した半日の散策でした。
   笠戸大橋(本浦の突端・寺崎からの眺め)  
   笠戸霊場八十八ケ所めぐりの十六番所  
  佐々木小次郎笠掛けの松跡   
  茶臼山(山頂から伸びる左の長い尾根に下松側からの登路がある)・東風浦付近の海岸から)   
   茶臼山(中央左寄りのなだらかなピークが山頂)・鎌石岬(東風浦の先端)から  
   東風浦(鎌石岬からの眺め)  
   本浦・漁港風景  
   本浦・漁港風景 (1)  
   本浦・漁港風景(2)  
   夕日岬の撮影スポット  
  夕日岬の夕日   


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