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瀬戸内の里山歩き

下松から写真が届きました。

ご主人のコメント

昨年は日本列島が異常な寒さに被われた記憶が今でも鮮明に残っています。
今年も同様に寒波が居座って日本海側は記録的な積雪とのことですが、瀬戸内も雪こそ降らないものの寒い日が続いています。
そんな中、天気の良い日を選んで近場の里山歩きをしました。

1.1月7日:三ケ岳(495m、柳井市)
三ケ岳は、柳井市街地の東面に鎮座する琴石山から北西に連なる端の山で、三つのピークを有しています。
琴石山は柳井市のシンボルの山として多くのハイカーに人気があり、三ケ岳へ縦走する人も多くおられます。
私も以前に家内と琴石山から縦走したことがあるのですが、今回は家内の山友達と「柳井の御大師さま」として親しまれている金剛寺から展望の良い尾根を辿って三ケ岳に登りました。
展望地からは柳井市街地や周辺の眺めが良く、展望を満喫しながら最高地点の東峰に辿りつき昼食を摂りました。
下山は、山歩きに馴れておられぬ人も参加されていたので、琴石山への縦走は断念して茶臼山古墳へと続く谷間の道を降りました。
綺麗に復元された茶臼山古墳を見学して登山口の金剛寺まで市街地を歩きました。

 2.1月30日:烏帽子岳(412m、下松市)〜虎ケ岳(414m、光市)縦走
下松、光、周南市の境界には海岸間際から東方に向かって約8kmほど連なる山塊が横たわっています。
海岸近くに茶臼山、東方に最高峰の虎ケ岳、虎ケ岳から 西方約1kmの地に二等三角点の烏帽子岳があります。
虎ケ岳は、寅年の平成10年に、十二支会のメンバーが全国から集い登られました。
この虎ケ岳の北東約9kmの地には今年の干支の山・竜ケ岳が鎮座しています。
虎と竜の山が間近に対峙しているのは、全国的にも珍しいのではないでしょうか。
今年は狭い竜ケ岳の山頂は多くのハイカーで賑わうことでしょう。

今回登ったのは、下松市の成川林道の最奥からの烏帽子岳、虎ケ岳へのルートです。
昨年、茶臼山の顔馴染みの人からこのルートを教えて貰いました。
花好きの山友達を誘って登ることにし、植物観察が趣味の女性3人も加わって5人のパーテイとなりました。
急登、明るい羊歯の尾根、展望地等を経て烏帽子ケ岳に辿り着き、山頂で昼食を済ませて虎ケ岳に登りました。
虎ケ岳の開けた明るい山頂で小休止した後、茶臼山への縦走路を途中まで辿って成川林道に下山しました。

柳井市金剛寺近くから三ケ岳の眺め。
三ケ岳西峰への岩場の登り。
展望地からの眺め;眼下に柳井市街地。
展望地からの眺め;眼下に柳井火力発電所。
柳井市茶臼山古墳:4世紀終から5世紀初めに造られた三段構築の前方後円墳で、全長約90メートル。復元された142基の埴輪が配置。
柳井市茶臼山古墳:発掘された大鏡は直径44.8センチあり古墳 から出土した鏡では日本で最大。古墳の後方に三ケ岳。
烏帽子ケ岳への登路に赤い実をつけたソヨゴの木が多く見られた。
烏帽子ケ岳の西展望所からの眺め:下松市の東部。
烏帽子ケ岳の西展望所からの眺め:下松市街地、後方に周南市街地。
虎ケ岳の山頂:周囲が開けて素晴らしい展望地。
虎ケ岳の山頂からの眺め:中央の鋭鋒は今年の干支の山・竜ケ岳。
虎ケ岳の山頂からの眺め:左後方にピラミダルな山容の三ツ岳(柳井市)、右は琴石山。
茶臼山への縦走路展望地から光市方面の眺め:中央左寄りに室積湾と象鼻ケ岬。
茶臼山への縦走路展望地から光市方面の眺め:市街地の左後方に上関原発建設反対で知られる祝島。


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