158 |
祝 島 下松から、写真が届きました。 これは、昨日送られてきたものです。 ご主人のコメント 昨日、祝島に行って来ました。 祝島は、柳井市の南方に位置する室津半島の東端・四代地区から西に約4kmの海域にあり、「石積みの練塀」と「平さんの石積み棚田」が有名です。 また、中国電力が四代田ノ浦地区に上関原子力発電所の建 設計画を進めていることから、祝島の人達を中心に激しい反対運動が長年にわたって繰り広げられいて、テレビや新聞で度々報道されており注目されて いる島です。 原発建設反対は全国著名運動も行われていて、2009年10月から始められ今年の6月末で著名数100万筆に達したとのことです。 祝島には一度行ってみたいと思っていたのですが、友達から妻と行こうと思うので一緒に行かないかとの誘いがあったので同行することにしました。 祝島へは室津港から定期連絡船が出ており、祝島港までは約30分です。 島へ上陸後、先ず、「平さんの石積みの棚田」に行こうと思ったのですが、先日の大雨による土砂崩れで道が閉ざされているとのことで通行禁止になっ ていました。 「平さんの石積みの棚田」は、地主の農業平さんの祖父と父が二代で築いた棚田で、石垣の最も高い場所は9mあり棚田の石垣では日本で最大級で「島 の宝100選」に選ばれているとのことです。 平さんが高齢で今年を最後に稲作を止めるとのことで、最後の石積みの棚田を是非見ておきたかったのですが残念でした。 石積みの棚田見物が駄目なので、漁村の「石積みの練塀」をゆっくりと見物後、島の中腹にある北側の林道を散策し途中から海岸に降りて名勝通矢海岸 を見物しました。 林道の周囲には石積みの段畑が連なり、収穫期を終えたビワの木がいっぱい植わっていました。 特に目に付いたのは荒廃している段畑が多く、原野状態になっている地が多かったことです。 祝島の人口は高齢化が進んで65才以上が約70%だとのことで、段畑の管理維持が無理なのが頷けました。 連絡船の出航までに時間があったので漁港付近を散策したのですが、漁村の中央の漁港の真向かいに位置する原発建設予定地を眺めて、島の人達が強行 に原発建設を反対されるのが実感出来ました。 昨日撮った写真を送ります。 |
|
室津港に入港する祝島への連絡船「いわい」。 | ![]() |
|
祝島漁港:祝島小、中学校の高台付近から撮影。 | ![]() |
|
祝島の直ぐ正面に4kmに上関原発建設地(霞んではっきりしないが中央左より)。港の防波堤から撮影。 | ![]() |
|
祝島の集落:平地が少ないので民家が高台まで。港の防波堤から撮影。 | ![]() |
|
石積みの練塀:民家の細い小路の両脇に練り塀が続く。 | ![]() |
|
石積みの練塀:未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選。 | ![]() |
|
石積みの練塀の辻でお婆さん達が談笑されていた。 | ![]() |
|
収穫を終えたビワ畑の後方に小祝島。島の山腹には大小の石積みの段畑(荒廃した畑が多かった)。 | ![]() |
|
名勝通矢海岸の絶壁:岸壁にボタンボウフウがいっぱい咲いていた。 | ![]() |
|
ボタンボウフウ | ![]() |
|
オニユリ | ![]() |
|
マルバマンネングサ | ![]() |
|
カジノキの実 | ![]() |
|
茶臼山から眺めた祝島:左端に漁村、右に小祝島(’07年7月に撮影した写真)。 | ![]() |