149 毛無山〜白馬山縦走

下松から写真が届きました。

ご主人のコメント 
昨日、登山ツアーを利用して家内と山歩きをして来ました。

登った山は、岡山県北西部に位置し、鳥取県と稜線を分割する毛無山(けなしがせん 1218m)と白馬山(1060m)です。

毛無山は、環境省選定の「日本のかおり百選」(毛無山ブナとカタクリの花)、林野庁選定の「水源の森百 選」(毛無山ブナ林)等でも分かるように自然がいっぱいのブナ林の山です。
 

週間天気予報では昨日は雨となっていたので雨の中の登山を覚悟していたのですが、中国自動車道の新見ICを出て北上し、毛無山登山口のある新庄村に至ると雨は降っていませんでした。

しかし、周囲の山の上部は見えず霧に被われていました。

そんな中、登山口を出発し視界の効かない霧の中のきつい山登りでしたが、登路のブナの巨木が疲れを解してくれました。

 

毛無山の山頂も霧の中で、晴れていれば北側に伯耆大山の屏風状に切り立った南壁が間近に望める筈でした。

心残りの山頂を後にして、所々に残雪のある縦走路を白馬山に向かいました。

白馬山への縦走路はカタクリの花が咲くことで知られているのですが、春先にかけての厳しい寒さが災いしてか、カタクリの多くは未だ蕾状態でした。若干、開花状態の花もあったが、「濃い霧の中なので、ごめんなさい」と言っているようで、花弁を閉じたままで俯いていました。

 

参考までに(説明板より引用)

毛無山(1218m)は、1300年昔、修験者の役行者小角(えんのぎょうじゃおずる)によって開かれたとされている。

霊峰の戴きには、役行者神変大菩薩を祭り、後山と並ぶ修験者行場として女人禁制の山岳信仰の聖地であったが、戦後より自由に参拝している。

頂上からは、大山や日本海が望め中国連山や兵庫県から四国にかけての雄大な眺望は、中国地方屈指の景観である。


車窓風景;新庄川の堤防沿いの道路脇にしだれ桜の並木(新庄村)
毛無山田波登山口にある毛無山山の家。
 毛無山登山口の杉の巨木林。  
 霧で視界が悪い毛無山への登路。  
 毛無山への登路:ぶなの巨木の下で一休み。  
 芽吹きを待つブナの巨木。  
 毛無山〜白馬山への縦走路にて。  
 毛無山〜白馬山への縦走路:所々に残雪。  
 陽射しが無く花弁を閉じたカタクリ。  
 毛無山〜白馬山への縦走路途中にロープで囲われたカタクリ自生地:  
 蕾や花弁を閉じたカタクリ(カタクリ自生地)  
 開花間近のカタクリが登路脇に群生:白馬山山頂付近、開花したら綺麗なカタクリロードでしょう。  
 白馬山から濃霧の中を下山。  


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