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山歩きと節分草

下松から写真が届きました。

ご主人のコメント  

一昨日、山友達と5人で、山歩きをした後で節分草の花を見て来ました。

 

登った山は、広島県の東部・府中市と上下町の境に位置する岳山(738.6m)で、備南の秀峰と呼ばれている奇岩、巨岩の山です。

15年前に日本自生スズランの南限地として有名な男鹿山(633.8m 広島県世羅町)に登った折、岳山にも登っていて今回は二度目でした。

前回登った時と比べ、登路の周囲が広く切り開かれ、随所に案内標識も立てられていて山の様子が様変わりしているのには驚きました。

今回は登路に岩場の多いい前岳(723.5m)に登って岳山へと縦走したのですが、縦走路から外れた「ぬすっと岩」や「五郎岩」へも立派な案内標識が設置されていて、そこへの道も良く整備されていたので前回は訪れなかった巨岩にもお目に掛かることが出来ました。

皆さん、奇岩、巨岩等の見せ場の多いい山に大変満足して、今度は秋の紅葉シーズンに違うルートでもう一度登ろうと今から楽しみにしていました。

 

岳山を下山後に訪れた節分草の自生地は、広島県庄原市総領町です。

節分草は日本固有の野草で、関東北部以西に自生するが、現在では殆ど絶滅に近い状態だそうです。

その中でも総領町の自生地は日本有数の地で、未だ雪の残る頃から咲き”春を告げる花”とも言われて人気があり、県内外から花の季節には多くの人が訪れることで知られています。

私も十数年前に一度訪れたことがあり、それ以降”春を告げる花・節分草。今年も節分草の季節になりました。お待ちいたしております”の案内の葉書を毎年貰うのですが、毎年ご無沙汰で久し振りの訪問でした。

 

公開される節分草の自生地は7ケ所ですが、今回公開されていたのは2ケ所で、その内の1ケ所は一昨日公開されたばかりとのことでした。

他の場所は1月〜2月にかけての冷え込みが厳しかったので 開花が例年に比べて2週間位遅れ、未だ雪の中に埋まっている場所もあるとのことでした。

 

道の駅「リストア・ステーション」から700m位の場所にある領家八幡神社の裏地は、節分草が一番早く開花する場所で丁度満開状態で見頃でした。

も一つの場所は公開されたばかりと言うだけあって、蕾状態のものが多く、中でもピンクや紅覆輪等の色付きの花は殆どが蕾でした。

 

今回撮った写真を送ります。

前岳(723.5m)への登りの岩場。
前岳への登りの岩場。
展望の良い八畳岩。
杵抜岩:岩の上は展望台。
杵抜岩は下部に狭い隙間があり潜って岩上へ。
岳山の切り開かれた山頂。
岳山の山頂からの眺め:中央後方に前岳。
ぬすっと岩:岩間の狭い隙間。
はさん箱岩(六部岩):後方のなだらかなピークは岳山の山頂。
はさん箱岩:下方からの眺め。
   五郎岩:後方に前岳。  
   五郎岩:下方から巨岩の眺め。  
   五郎岩:周囲は綺麗に刈り払われていて:下側を巡ることが出来る。  
   節分草:白色の花びらの様に見えるのはがく、従って陽射しが無くても福寿草の様に閉じることはない。  
   節分草:花びらは退化して黄色い蜜線になっている。  
   節分草 (1)  
   節分草 (2)  
   薄ピンク色の節分草:蕾状態のものが殆どで数輪ほどが開花していた  
   薄ピンク色の節分草。  
   紅覆輪の節分草も未だ殆ど蕾状態で、数輪ほど開花していた。  
   道の駅「リストアステーション」裏の田総川対岸の園地に福寿草:北海道原産の「キタミフクジュソウ」で移植されたもの。  
   残雪の中に開花しかけの福寿草。今年は雪解けが遅かったので開花しているのは数輪ほど。園地全体が黄色に染まるのは3月20日頃になるのではと。  


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