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京都の紅葉 (その7)

2010年12月13日

下松から写真が届きました。
ご主人のコメント

嵯峨野の紅葉を観賞後、通天橋から見る紅葉が京都随一とも云われる東福寺に行きました。
やはり人気の紅葉スポットだけあって、東福寺への狭い参道は観光客で混み合い、人並みに押されるようにしての歩行でした。
臥雲橋では渓谷・洗玉澗越しに通天橋が望め、その景観の素晴らしさに足並みが滞り、写真を撮るにも人混みを掻き分けてでした。
しかし、残念ながら、多くの楓樹が落葉していました。
そんな訳で、通天橋からの洗玉澗方向の眺めも、京都一の紅葉スポットで絶景というのが今一でした。

洗玉澗と呼ばれる谷あいの紅葉が終わりに近い状態なのに比べて、東福寺の境内のモミジは散り始めであり、敷き紅葉も鮮やかで素晴らしい眺めでし た。

通天橋を渡って石段を登り詰めた開山堂前の美しい庭園は、緑に彩られた古山水で、心に一時の安らぎを与えてくれました。

今回の一泊二日での京都・紅葉めぐりのツアーは、紅葉が既に終わりかけの場所もあったが全体的には見頃と言ってもよく、天候も良かったのでとても 満足の出来る二日間でした。

参考までに(東福寺のパンフレット抜粋)
創建は古く鎌倉時代。ときの摂政関白・藤原(九条)道家が、南都東大寺と興福寺から「東」と「福」の二字をとり、九条家の菩提寺として造営。
仏殿には高さ十五メートルの大仏像を安置。京の「新大仏寺」として、1236年より実に19年をかけて、都最大の伽藍を完成。
開山には聖一国師を仰ぎ、当初は天台、真言、禅の三宗兼学として壮大な堂塔伽藍を配置。
鎌倉末期の相次ぐ火災により大部分を焼失したが、直ちに復興に着手。1347年、前関白一条経道により仏殿が再建され、京都五山の一つにふさわし い禅宗寺院として、偉容を摂り戻した。
その後は足利、豊臣、徳川家によって保護修理が加えられ、奇跡的に都の兵火を逃れて中世以来の堂塔伽藍を継承。
惜しくも明治14年、方丈、仏殿、法堂などを焼失・再建されたが、今なお中世の禅宗建築を随所に遺している。
境内にある通天橋は紅葉名所として有名。昭和の作庭家・重森三玲による方丈庭園も知られるところです。
 東福寺参道の楓は未だ紅葉が始まったばかりの所も。  
参道は行き交う人で混雑。   
臥雲橋から通天橋の眺め。   
 通天橋から洗玉澗方向の眺め:右後方に臥雲橋。紅葉の名所である洗玉澗付近は多くが落葉。  
洗玉澗付近から通天橋の眺め。 (1)   
通天橋からの眺め   
 方丈の回廊から通天橋の眺め  
通天橋付近からの庭園の眺め   
 通天橋付近からの庭園の眺め (1)  
通天橋付近からの庭園の眺め (2)   
通天橋付近からの庭園の眺め (3)   
 通天橋付近からの庭園の眺め (4)  
 境内の紅葉  
境内の紅葉 (1)   
 境内の紅葉 (2)  
経蔵付近の紅葉   
 三門  
開山堂の庭園。   
方丈庭園(南庭)   
方丈東庭:柱石の余材で北斗七星を構成   
 方丈北庭(裏庭):苔と石で造られた市松模様。  


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