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砂の美術館

2010年08月31日

下松から写真が届きました。

ご主人のコメント

パンフレット等から抜粋して「砂の美術館」を紹介します。

砂の美術館は、鳥取砂丘の砂を素材に水で固めただけで、砂像彫刻家が手がけた野外美術館です。
砂像彫刻家兼プロデューサーとして国内外で活躍中の、茶圓勝彦氏が総合プロヂュース。
毎年、海外から砂像彫刻家を招いて、繊細で大胆な砂像を展示している。
世界で唯一という、砂の芸術を展示するもので、2006年11月にオープン。
現在は、サッカーワールドカップにちなんで、アフリカをテーマにした 「第4期 砂で世界旅行・アフリカ〜偉大なる大陸の歩みを訪ねて〜」が開催中です。

これまでの展示
第1期展示:イタリア・ルネサンス編(平成18年11月18日〜19年1月3日)
第2期展示:世界遺産アジア編〜アジアの風にのって〜(平成20年4月26日〜21年1月3日)
第3期展示:砂で世界旅行オーストラリア編〜貴族文化と音楽の都を訪ねて〜(平成21年9月18日〜22年1月3日)
第4期展示:アフリカ編で現在展示中(平成22年4月29日〜23年1月10日)

砂の彫刻(砂像)が出来るまで(砂の美術館内に展示の説明板から文章のみ抜粋)
1.彫刻のデザインにあった型枠を組み、その中の砂と同等の水を入れて砂の中の空気を抜きます。凝固剤などは入れません。(砂の彫刻は環境に配慮 した芸術として、最後には元の砂にもどります。そして再びその砂を素材に新たな彫刻として甦ります。)
2.水を引いてから、転圧機を使用して砂を締め固めます。
3.上記の作業を繰り返し行い、型枠を完成させます。この作業中に型枠が砂の重みにより、崩壊することもあります。
4.型枠が完成したら、いよいよ彫刻の開始です。上段の型枠から外していきます。このとき砂が崩れてしまうこともあり、作業は慎重に行っています。
5.ペンテイングナイフ、コテ、スプーンなどを使って彫刻していきます。素材が砂だけに彫刻は慎重に行っています。

砂の彫像とは信じがたいような繊細な作品に驚きました。
世界の至る所で砂漠化が進んでいるので素材の砂は豊富にあると思うのですが、一方世界的に水不足が深刻になっている今日、砂漠地帯で砂像創りに多 量の水を費やすなぞ到底考えられない状況でしょう。
砂丘の近くに豊富に水がある日本ならではで、世界唯一の砂の美術館だというのが頷けました。
一見の価値がある美術館でした。
一昨日撮影した写真と、展示会場に展示してあった砂の彫像課程の写真を送ります。
   砂の美術館前・アフリカ大陸の砂像  
   砂の美術館にお迎えのチンパンジー 作者:アンガラン・ディビッド  
   砂の美術館内  
   アフリカの風景 作者:レオナルド・ウゴリニ。ケニヤのアンボセリ国立公園は、サバンナの後方の背後遙かにキリマンジェロ(5,895m_)。  
   アフリカの野生動物  
   アフリカの野生動物(1)  
   アフリカの野生動物(2)  
   アフリカの野生動物(3)  
   ゴリラの森〜密漁の悲しい歴史〜 作者:イリヤ・フィリモンツエフ
 
   アフリカの野生動物(4)  
   サンベジ川の探検 作者:リチャード・バラノ。1855年宣教師・探検家のリヴィングストンは、このサンベジ川の中流で「ヴィクトリア瀑布」を発見。  
   ブィクトリア瀑布 作者:エバ・マクグリュー  
   先住民と萱葺き家の村 作者:アンガラン・ディビッド  
   鉱山の魅力と過酷な労働 作者:ケビン・クロフォード  
   ネルソン・マンデラ〜新しいヒーローの誕生〜  作者:アレクセイ・シチトフ  
   アフリカのアートと文化 作者:サンディス・コンドラッツ  
   参考までに(展示館の写真):茶圓勝彦氏による砂像の公開製作(第2期展示期間中)。  


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