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十種ケ峰のヤマシャクヤク

2010年05月10日

下松から写真が届きました。

ご主人のコメント

昨日、昨年から登山を始めた姪を連れて家内と三人で、ヤマシャクヤクの花を見に十種ケ峰(とぐさがみね:989m)に登って来ました。
十種ケ峰は島根県との県境に位置する独立峰で、山口県で唯一スキー場のある山です。

当初、5月3日に登る予定でしたが、顔見知りの地元の人に電話で問い合わせたところ未だ蕾の状態と言われ、開花を見計らって昨日登って来た次第です。
花の見頃は若干のずれはあるけれど例年だと4月30日前後ですが、今年は4月末まで寒さが続いた為に、10日位開花が遅れたようです。
広島から訪れた人は、4月30日、5月3日も訪れたが何れも蕾で、3回目でようやくヤマシャクヤクの開花が見られたと言って喜んでおられました。

ヤマシャクヤの花見で十種ケ峰に登るのは3年ぶりですが、花見の登山者の多さに驚きました。
登山口の駐車地は車が満杯で、道路脇に長く連なって駐車されており、広島や九州のナンバープレートの車も見受けられました。
地元の人の話では、昨日も60台位の車が道路脇に並んだとのことでした。

以前はヤマシャクヤクの花の時期に人に出会うことは殆ど無くて、人の踏み跡も少なく自然の状態が保たれた秘密の花園でした。
それが、一昨年の新聞公開で一気に人が増え、ヤマシャクヤクの広範囲に渡る自生地保護の為に、登路以外はヤマシャクヤクの地に立ち入らぬようにと昨年の春にロープで仕切られました。

昨日の開花状況は若干最盛期を過ぎていましたが、未だ見頃の花もいっぱいでした。
今回初めて十種ケ峰を訪れた姪は、谷筋一帯に咲いたヤマシャクヤクの花を見ながらの登山に感激し、来て良かったと大変喜んでいました。

昨日撮った写真を送ります。
   十種ケ峰・遠望(06年5月3日撮影)  
   ヤマシャクヤクの咲く谷筋を目指して多くの登山者が登っていた。  
   ヤマシャクヤクの咲く林床は人が立ち入らぬようにロープで仕切られて保護。登山路も整備されていた。
 
   谷筋の林床一帯は一面のヤマシャクヤクの花園  
   谷筋の林床一帯は一面のヤマシャクヤクの花園(1)  
   谷筋の林床一帯は一面のヤマシャクヤクの花園(2)  
   谷筋の斜面一帯も一面のヤマシャクヤクの花園 (1)  
   谷筋の斜面一帯も一面のヤマシャクヤクの花園 (2)  
   ヤマシャクヤク  
   ヤマシャクヤク(1)  
   ヤマシャクヤク (黄色の花)  
   尾根の登路沿いのイカリソウ  
   ヤマシャクヤクの谷筋から稜線に出て山頂を目指す:右上に山頂  
   山頂近くの尾根からの眺め:中央下方の谷筋にヤマシャクヤクの咲く花園、中央右寄りに登山口のある神角(こうづの)の集落。  
   山頂近くにはミツバツツジが満開  
   ヤマシャクヤクの花見の登山者が山頂で昼食のひととき。  
   北側の稜線から山頂の眺め  
   登路脇にスミレも咲いていた  


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